【iPhone用ジンバル】Osmo mobile2とSNOPPA ATOMを比較【レビュー】
手軽に動画撮影するならiPhoneが一番ですが、問題になってくるのが「手振れで上手く撮れていない」という状況。
そんな問題を解決するのがジンバル
です。
ジンバルを使えば、iPhoneなどのスマホでも手振れしない綺麗な映像が撮影できます。
と、いうわけで本記事ではiPhone撮影用のジンバル「Osmo Mobile 2」と「SNOPPA ATOM」を比較して紹介します。
Osmo mobile2とSNOPPA ATOMを比較
僕が実際に購入して試したのが、この2つ。
もっと気軽に持ち出したい
との思いから、折りたたみ式でコンパクトなSNOPPA ATOMを追加で購入したという経緯があります。
それぞれの特徴
- Osmo Mobile 2:可動域が広く使いやすいが、コンパクトではない
- SNOPPA ATOM:多機能でコンパクトだが、可動域が狭い
可動域の違い:Osmo mobile2が圧勝
まずはOsmo mobile2の画像から。
Osmo mobile2はほぼ逆さまOK
一方、SNOPPA ATOMは可動域以上に傾けると、水平を保てなくなります。
SNOPPA ATOMは可動域が狭い
動きの激しい撮影にはSNOPPA ATOMよりもOsmo Mobile2の方が適していると言えるでしょう。
Osmo mobile2は可動域で圧勝
可動域という点においては、紛れもなくOsmo mbile2の圧勝
です。
多機能という点ではsnoppa ATOMに軍配
可動域が狭くてもSNOPPA ATOMを選ぶ人が一定数います。
SNOPPA ATOMの機能性
- iPhoneで撮影しながらワイヤレス充電できる
- 本体に外部マイクを接続できる
便利な機能を積んでいながら、本体設計は折り畳みが可能でコンパクト。
純正カメラアプリはほぼ使わない
どちらのジンバルにも、専用のアプリケーションが用意されています。
専用アプリ名
- Osmo mobile2:
DJI GO
- SNOPPA ATOM:
Snoppa
カメラアプリはFilmic Proが最高
「ジンバルの購入でカメラアプリもグレードアップできるかと思ったけど、そうじゃないのか。iPhone用の良いカメラアプリってないのかな」
Filmic Pro
がおすすめ。有料アプリですが、僕は撮影の際はこのアプリ以外はもう使えないくらいになりました。Filmic Proの価格は¥1,840
- 手ブレなしの映像が撮れればOK:ジンバル+iPhone純正カメラ
- 手ブレなしで映像の質も高めたい:ジンバル+Filmic Pro
そんなにお金を使いたくないということであれば、iPhone純正カメラでも十分です。
比較の結果:それぞれ特徴があるので、自分の用途に合わせて選択しよう
これだけ特徴に違いがあると「どちらが優秀」とは断言しがたい。
- 使いやすさならOsmo Mobile 2
- 機能性に惹かれるならSNOPPA ATOM
サイドポケットでOsmo mobile2を運ぶ
普段からガシガシ使っていきたいなら、こんな感じで持ち運ぶのも選択肢。僕もたまにこんな風に持ち運びますが、今のところ全く問題ありません。
詳細もレビューしていますので、気になった人は下記からどうぞ。
関連記事【オシャレすぎ】マンフロットのカメラバッグを購入した感想【レビュー記事】
Osmo mobile2のレビュー
ここからはもう少し深掘りをして、それぞれのジンバルについてさらに細かくレビューしていきます。
Osmo mobile2の使い方
基本的にスマホ用ジンバルは、セット時にある程度バランスを調整しておけば、あとは自動で水平を保ってくれます。
バランス調整のやり方
各種ボタン説明
サイドはワイドとズームのボタン
充電方法
底面には三脚ネジがある
Osmo mobile2のメリット
冒頭から少し触れていますが、Osmo mobile2のメリットは下記。
メリット
- 可動域が広い
- 適度に追従してくれる
- 使いやすいボタン配置
正面を撮影しながら、パッと下にカメラを向けても、無理なく追従してくれるのは非常に使いやすい。
追従具合もちょうどいい
- Osmo Mobile 2:手を動かした分だけ緩やかに追従してくれる
- SNOPPA ATOM:追従具合が弱く、手を大きく動かさないと思った位置まで追従しない
広い範囲を流し撮りしたい場合は、Osmo mobile2を使った方がストレスをなくせます。
Osmo mobile2のデメリット
さて、当然ですがデメリットもあるので触れておきましょう。
デメリット
- 持ち運びがしにくい
- 外部マイクの接続ができない
- チルト追従がない
マイクはiPhoneに依存
Osmo mobile2にある端子は充電用のmicro USBのみ。
- 音質にもこだわりたい
- 外部マイクも使いたい
チルト(上下の動き)はジョイパッドでの操作のみ
下から上へゆっくりとカメラアングルが変化していくような撮影は、手元のジョイパッドで操作するしかありません。
- Osmo Mobile 2:縦方向の追従はナシ
- SNOPPA ATOM:縦横どちらも自由に追従してくれる
Osmo mobile2はこんな人におすすめ
メリットとデメリットを考慮した上で、Osmo mobile2がおすすめの人は下記。
- コンパクト性を重視しない
- 最低限必要な機能さえあればいい
- 使いやすさが一番
使いやすさについてはピカイチ。初めてのジンバルとしては最適だと言えます。
コンパクトさは気にしないけど、とにかく使いやすさが一番、という人はOsmo Mobile 2を選ぶと間違いありません。
1万円を切っている
ので、予算を抑えたいなら間違いなく買い。SNOPPA ATOMのレビュー
では次に、SNOPPA ATOMのレビューをしていきましょう。
SNOPPA ATOMの使い方
バランス調整のやり方は、iPhoneをセットする位置を調整するのみ。こっちの方がセットアップの手間が少ない。
iPhoneが水平になる位置
各種ボタン類の解説
サイドの画像
イヤホンジャックが付いているので、外部マイクを接続すれば、音質にもこだわることができます。
SNOPPA ATOMのメリット
では、SNOPPA ATOMのメリットをまとめてみましょう。
メリット
- 外部マイクが接続できる
- ワイヤレス充電対応
- コンパクトで持ち運びが楽
収納袋に入れた状態
撮影しながらワイヤレス充電
多機能性を主張する上で外せないのがワイヤレス充電対応
という点。
外部マイクとの接続は最大のメリット
SNOPPA ATOMの最大のメリット
と言っても良いのが外部マイクの接続ができる点。
- 手ブレのない映像が撮りたい
- iPhone撮影で音質も向上させたい
上記2点に対して、どちらも解決できるのがSNOPPA ATOMの強み。
外部マイクを使うなら変換ケーブルが必要
iPhoneのライトニング端子をイヤホンジャック端子へ変換するには変換ケーブルがひとつ必要になります。
変換ケーブルの画像
外部マイクを使うなら3極と4極の知識が必須
「3極とか4極とかって何?よく分からないんだけど」
こういった人も多いと思います。僕も外部マイクについて勉強するまでは知りませんでした。
3極
という種類の物。一方でiPhoneは4極
という種類なので、互換性がない」ということ。多くの機器とiPhoneでは互換性がない為に、3極と4極の変換が必要になってくるということですね。iPhone用の外部マイクを購入しようと考えているなら、この辺りの知識がないと「買ったは良いけど使えない…」なんてことになりかねません。間違った買い物をしない為
にも、下記の記事は参考にしておくことをおすすめします。
参考記事【外部マイクの選び方】コスパならRODEのVideoMicroが最強【iPhoneでも使える】
SNOPPA ATOMのデメリット
当然、こちらもデメリットがあります。
デメリット
- 可動域が狭い
- 追従性能が鈍い
- 純正ケーブルじゃないと充電不可?
ここまでの内容でも触れてきましたが、可動域の狭さと、追従性能の低さは完全にデメリット。
追従性能が低い=映像の移り変わりが緩やか
なので見やすい、という考え方もありますが、個人的にはもっとキビキビ動いてくれた方が使いやすいと思います。充電できない!と困惑する人続出
レビューを見てみると、なぜか充電できないという人が続出していました。実は僕もその一人。
そこで、試しに付属していた充電ケーブル
を使ってみたところ、問題なく充電されました。
考えられる問題
- たまたま不良品に当たった
- 製品の仕様
純正のケーブルを使えば充電できるので、実用性については問題ないのですが、デメリットなのは間違いないですよね。
SNOPPA ATOMはこんな人におすすめ
メリットとデメリット、それぞれ考慮した上で、SNOPPA ATOMがおすすめな人は下記。
- 普段からジンバルを持ち歩きたい
- おしゃれなジンバルを使いたい
- 音声は外部マイクを使う
このような需要を満たせるのはSNOPPA ATOMだけ。
見た目で選ぶなら間違いなくSNOPPA ATOM
ジンバルの中で、最もデザイン性が高いと思います。
おしゃれなガジェット
を選んだ方が、満足度は高くなりますよ。ジンバルと共に買っておいた方が良い物
あなたにピッタリのジンバルは決まりましたか?
ジンバルの相棒2点
- ミニ三脚
- スマホ用レンズ
これらのアイテムがあれば、撮影の安定性を高めると共に、映像のバリエーションも増やせます。
ミニ三脚
ジンバル撮影の安定性を高めるのに必須のアイテム。
ミニ三脚が活躍するシチュエーション
- 定点撮影する
- タイムラプスを撮る
- ちょっと置いておくとき便利
歩き撮影しかしない!という場合は不要かもしれませんが、定点撮影
やタイムラプス
も撮影する可能性があるなら、三脚は必要です。
横置きで放置すると、不安定ですし、本体に傷が付く可能性もあります。三脚を装備することで、そういったリスクを抑えることが可能。
ミニ三脚ならPIXIが最強
ジンバルに三脚を装着する場合、大きい三脚だと機動性が失われます。
PIXI
という商品が秀逸。PIXIの画像
コレ、めっちゃカッコよくないですか?
PIXIが気になった人は、下記の記事を参考に。
関連記事【マンフロット】PIXIはコスパ最高のミニ三脚【メリットとデメリットを解説】
スマホ用レンズ
iPhone11以降を使っている人は、純正カメラの画角だけでも十分だとは思いますが、さらにバリエーションを増やすならスマホ用レンズ
がおすすめ。
スマホ用レンズのメリット
- 純正レンズよりも広角で撮影できる
- マクロ撮影に対応できる
特に、マクロ撮影については純正カメラでは絶対に無理。
通常、マクロ撮影では三脚での固定撮影が基本ですが、ジンバルがあれば手ブレしないので「動画でのマクロ撮影」が可能。面白い映像が撮れます。
僕が購入したのはLuxsure
おしゃれケース+レンズ2種類
対抗馬としてAUKEYも検討したのですが、最終的に選んだのはLuxsure。
レンズ付け替えの手間を考えた上で、Luxsureを選択しました。
まとめ:iPhone撮影にジンバルは最高の相棒
最近のiPhoneは手振れ補正も高性能になってきているので、ジンバルの必要性については「絶対に必要」とは言えなくなってきています。
- 手ブレの無い滑らかな映像が撮りたい
- iPhone撮影をグレードアップしたい
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