【キャンプギアの選び方】クッカー素材はチタンが最強って本当?【用途に応じて選択していくべき話】

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キャンプギアを揃えていく過程で、クッカー選びに迷うことがあると思います。

  • 安ければ何でもいい
  • とにかく軽い物がいい
  • デザインで選ぶ
キャンプギアの選び方は人それぞれですが、素材の特性を知った上で選んだ方が失敗しなくて済みます。

特にクッカーにおいては、素材によって用途に向き不向きがあるので、キャンプをするなら基礎知識を持っていた方がいいです。

そこで本記事では、キャンプで使うクッカーの選び方について解説していきます。

本記事はこんな人向け

  • クッカーの選び方を知りたい
  • チタンやアルミなどの特性を知らない
  • おすすめのクッカーを知りたい
これからクッカーを購入しようと思っているあなたの参考になるはず。それでは本題に入っていきましょう!

クッカー素材はチタンが最強?

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結論を先にお伝えすると、チタンはお値段に関しては最強(高い)ですが、万能というわけではありません。

万能的に使える素材はアルミ。値段もお手頃なので、初心者はアルミのクッカーが絶対におすすめ。

抑えておくべき素材は4つ

  • アルミ
  • チタン
  • ステンレス
これらの違いを理解することで、クッカー選びで失敗することはなくなります。ひとつずつ深掘りしていきましょう。

アルミは万能

アルミは熱伝導が良いので加熱の際にムラが少なくなります。

初心者がまず最初に買うべきはアルミのクッカーで間違いありません。

熱伝導が悪いとどうなる?

部分的に熱くなってしまう為、加熱部分だけ焦げ付きやすくなります。

つまり、炊飯などには完全に不向きということ。

その点アルミは熱伝導が良いので、炊飯には最適の素材と言えます。

アルミクッカーにはバーナーを使おう

熱源として焚き火を使うのも悪くはないですが、ガンガン燃え盛る炎の中に投入すると融点を超えて溶け出す可能性があるので注意。

アルミの特性として、傷がつきやすく、衝撃で凹みやすかったりするので、ワイルドに使うには不向き。アルミクッカーにはバーナーを使うのが良いでしょう。

バーナーなどガス周りについては別記事『【OD缶とCB缶の違いはコレ!】ガス周りはSOTOで統一するのがおすすめ【キャンプ記事】』にて詳しく解説しています。

アルミでおすすめのクッカー

僕が使っているのは、スノーピークのアルミトレックというもの。ただこれは持ち手の部分も熱くなってしまうのが難点。

アルミのクッカー選びで重要なポイントが下記。
  • フタをフライパンとして使える
  • 持ち手が熱くならない構造
  • フッ素加工されている
こういった点を備えているクッカーなら初心者にも扱いやすいです。

Amazonで探してみると、条件に一致するものとして下記のものが見つかりました。

持ち手が熱くならず、フライパン付きなので、コレひとつあれば調理には困らないでしょう。

さすがのキャプテンスタッグ。
コスパにおいては本当最高のメーカーです。

チタンは登山用

チタンのメリットはなんと言っても軽いこと。登山にはうってつけです。

逆に登山しない人にとってはコスパが悪すぎとも言えます。

車やバイクで移動する人にとって、高いお金を払ってまで軽量化する価値があるかというと微妙なところ。

口をつけても熱くない

チタンは熱伝導が悪いので、加熱部分からじっくり熱くなっていきます。

つまり、熱いスープや飲み物も、口をつける部分は熱くなりにくいということ。

ラーメンなど作って、そのまま食べるというような使い方にはうってつけです。

焚き火に直接投入OK

アルミと比べて、チタンは融点が高く、耐久性も高い素材の為、ワイルドな使い方をしても大丈夫。

高価なだけ剛性はあるということですね。

おすすめのチタンクッカー

僕は登山をしないので、チタンのクッカーは持っていません。

もしもチタンのクッカーを購入するなら、という観点から考えると下記のものですね。
コレを選ぶ理由としては「みんな使っているから」です。信頼できるメーカーの定番品というのは、間違いない商品です。

とはいえ僕の場合、チタンクッカーよりもチタンマグの方に興味があります。

現時点では購入の予定はないですが、マグを直接火にかけて、そのままアツアツのコーヒーを飲んでみたいですね。いつかは購入すると思います。

ステンレスはスープやお湯に

ステンレスといえば、錆びにくいというイメージがあるかもしれませんね。

その他の特徴としては「温めにくく、冷めにくい」ということが挙げられます。

冬場など気温が低いと、せっかく温めたスープもすぐに冷めてしまいますが、冷めにくいステンレスを使えば温かさをキープできます。

ステンレスを使う人は少ない?

僕が知る限り、ステンレスクッカーを使っている人はあまり見かけません。

理由として、ステンレスは重いということが挙げられるでしょう。

ただ先程もお伝えしたとおり、保温力は抜群なので、冬のキャンプ用にステンレスのクッカーを用意しておくと良いかもしれません。

鉄は肉料理には必須

鉄板の上でジュージューと焼ける肉。キャンプのディナーには肉が欠かせないと言っても過言ではないでしょう。

鉄は蓄熱性が高いので、素材全体にしっかりと熱を加えることができます。

鉄の特徴

  • 安い
  • 重い
  • 錆びやすい
だいたい上記のとおり。重いのと、錆びやすいのがデメリットですね。

ただ、僕の経験上、スキレットや鉄板があるとキャンプ飯の雰囲気が確実にグレードアップします。

キャンプは雰囲気を楽しむという面もあるので、多少荷物が重くなったとしてもひとつは鉄板を持っておいた方がいいです。

小さめの鉄板がおすすめ

僕が使っているのは、キャプテンスタッグの鉄板。ソロ用サイズですが、かなり活躍します。

小さいがゆえにメンテナンスも簡単なので、初めての鉄板ならソロ用サイズから試してみると良いですよ。

焚き火に鉄板を乗せて、分厚いステーキを焼く。これは是非とも経験してもらいたいですね。

結局のところクッカーはどれを買えばいいのか?

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ここまでの説明を聞いても、どれを買えばいいか決めかねているあなたの為、僕が初心者ならこれを選ぶという視点でまとめていきます。

内容として、下記3つの視点で紹介。

  • 絶対に買う物
  • 余裕があったら買う物
  • 買わなくていい物

僕もまだベテランキャンパーとは言えない領域。

なので初心者の感覚はよく分かっています。ひとまず絶対に買う物さえ抑えておけば、キャンプでの調理に困ることはないはず。

絶対に買う物

初心者は万能的に使えるクッカーを選ぶべき。ということで必然的にアルミクッカーという判断になります。

それに加えて雰囲気重視の鉄板をひとつ。

初心者が購入すべき物は2点

  • アルミクッカー
  • 鉄板
どちらも先ほど紹介した物でOK。

キャプテンスタッグは初心者向けのギアが豊富なので、出費を抑えたいときはだいたいキャプテンスタッグになります。

安いからといって品質が劣るわけではなく、実用性は抜群。これは経験上間違いないので、迷ったらキャプテンスタッグのギアを購入しましょう。


余裕があったら買う物

先ほども少し触れましたが、チタン製のマグはあってもいいと思います。

必須ではないですが、キャンプ用にコップを用意したいということであれば、間違いなく選択肢に入ります。

ダブルマグは火にかけられない

スノーピークのチタンマグにはシングルとダブルの2種類の構造があります。

  • シングル:火にかけてOK
  • ダブル:火にかけたらダメ
こういった違いがあるので注意。

マグを直接火にかけてスープやコーヒーを飲みたいならシングルマグを購入する必要があります。

上記リンクがシングルマグ。
ではダブルマグとは何が違うかというと、保温力です。

結露がしにくいという特徴もあるので、自分が何を求めているかによってシングルかダブルか選択すると良いでしょう。ダブルが良いという場合は下記リンクからどうぞ。

買わなくていい物

冬キャンプをガッツリやる、という人でもなければ、ステンレス製のクッカーは不要。

その他にも、初心者の内は買わなくていい物としてまとめると下記。

  • ケトル
  • ダッチオーブン
  • 燻製機
このあたりは別になくてもOKだと思います。僕がこれまでのキャンプ経験で、必要だなあと思ったことはありません。

ただし楽しみ方は人それぞれ

  1. 焚き火でケトルを温めて、いつでも暖かい飲み物が飲みたい
  2. ダッチオーブンで本格的な料理を楽しみたい
  3. 燻製に挑戦してみたい
こういった気持ちも分からなくはないので、自分が必要だと感じたら購入して試すのは全然アリ。ただ「最初は何を買って良いか分からない」という完全初心者にとって不要だというのは断言しておきます。

まとめ:キャンプギアは、自分が何をしたいのかを考えて選ぼう

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本記事ではキャンプで使うクッカーの選び方について解説しました。

繰り返しになりますが、クッカーで使われる素材について抑えておくべきは下記の4つ。

  • アルミ
  • チタン
  • ステンレス
それぞれの特徴を理解することで、自分の用途に合ったギアを選択することができます。

本記事を読み終えたあなたならもう大丈夫ですね。自分のスタイルが定まらなくて悩み続けるなら、まずは万能なアルミクッカーを試してみましょう。

本記事は以上となります。本記事がクッカー購入に迷っているあなたの役に立ったなら嬉しいです。

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