【一眼レフカメラの選び方】初心者はフルサイズとAPS-Cのどっちが良いのか解説

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初心者が一眼レフカメラを購入する際、最も迷うのが「フルサイズとAPS-Cのどちらを選ぶべきか」という点。

「どうせ買うならフルサイズが良い」という気持ちはよく分かります。
しかし、あなたにとってフルサイズのスペックは本当に必要でしょうか?

本記事では、初心者のあなたがカメラ選びで失敗しない為に、大切なポイントを解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ

  • 一眼レフに興味がある
  • カメラの選び方を知りたい
  • おすすめのカメラを知りたい
少しでも予算を抑えたい人は2分ほどお付き合いください。それでは本題に入っていきましょう!

一眼レフカメラの選び方

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最初に結論をお伝えしておくと、初心者が最初に購入すべきはAPS-Cです。

フルサイズは間違いなくオーバースペック。

フルサイズの利点

  • 暗所に強い
  • 背景のボケ感
  • 写せる範囲が広い

センサーサイズが大きいほど、上記のようなメリットがあるのは間違いありません。

ただ、考えるべきなのは「どの程度のスペックが必要なのか」という点。

APS-Cでも上記メリットは十分体感できます。

初心者はAPS-Cで十分

型落ちした古い一眼レフでさえ、スマホとは一線を画すほどの描写力があります。

僕が5年ほど使っているのはCanonのEOS kiss x6iという古い機種。古くてもこんな感じでプロっぽい写真が撮れます。

ワッフルの画像

SNS共有用なら十分すぎるクオリティだと思いませんか?

「この程度では満足できない」と思ったあなたはフルサイズを選ぶべきですが、決断する前にもうひとつ大切なポイントを解説しておきましょう。

構図や露出が大切

写真の良し悪しは、撮る人のテクニックに左右されます。

素人がフルサイズ一眼で撮った写真でも、プロがAPS-Cで撮った写真には勝てません。
  • 構図
  • 露出
  • 被写界深度

例えば上記のような、カメラの基礎知識を理解しておかないと、いくらフルサイズを使ったとしても良い写真は撮れません。

逆に言うと、基礎がしっかりしていればAPS-Cでも良い写真が撮れるということ。

フルサイズは業者向け

そもそもフルサイズのスペックが必要になるのは、写真を仕事にしている人。

  • 商材用の写真を撮る
  • 写真展を開く
  • 大判ポスター用の高画質写真

こういった用途は高スペックなフルサイズが必要になりますが、大衆向けではありません。

あなたが上記のような用途で一眼レフを使わないなら、大きな出費をしてまでフルサイズを選ぶ必要性はないでしょう。

本気でコンテストに応募する

こういった場合は話が別。

写真コンテストで賞を狙う場合は、フルサイズで勝負すべき。

ただここで注意すべきなのは、最初からマシンスペックに頼りすぎると写真の技術が身につきにくいという点。

  • 簡単に良いボケ感が出る
  • 何を撮ってもそれなりに画になる

例えば上記のように、フルサイズのメリットは「撮影技術を身につける」という点においてはデメリットにもなり得ます。

最初はAPS-Cを使って撮影技術を磨きつつ、次のステップアップとしてフルサイズを購入するのが、個人的には良いと思います。
  • できれば予算は抑えたい
  • 撮影の腕をあげたい
  • コンテストの応募予定はない

こういった人はAPS-Cを選べばOKです。
ほぼ確実に満足できます。

カメラに求める条件

数あるAPS-Cのカメラの中から、あなたにピッタリの物を選ぶには下記のポイントについて考える必要があります。

  • 本体重量
  • 大きさ
  • WiFi機能
  • バリアングルか否か
  • レンズキットの有無

軽量化は必要?

普段から持ち歩くなら軽い方が良いでしょう。

三脚撮影がメインなら、重さは気にならないかもしれません。

同じメーカーでも軽量を売りにした機種は確かに軽いです。試しに店頭で触って確認することをおすすめします。

大きさは許容できるか

手が大きい人はコンパクトな機種を選ぶと、グリップしたときに違和感がでます。

逆に手が小さい人の場合、機種によってはシャッターが押しにくいということもあり得ます。

この部分に関しても、やはり一度は実機を触ってみた方が良いです。

WiFi機能

SNSへ投稿するならスマホと繋げられる機種が使いやすい。

PCに取り込んでから写真の加工や調整をするつもりなら、WiFi機能は不要ですね。

後から「やっぱりWiFi機能付きにすれば良かった」となった場合でもWiFi機能付きのSDカードを使うという手があるので大丈夫です。

バリアングルか否か

ローアングルやハイアングルでの撮影は、バリアングル液晶が付いている方が撮影しやすいです。

撮影がうまくなる為には、地面スレスレからの景色など、色んな角度で撮影すべき。

無くても撮影はできますが、個人的にバリアングルはかなり使い勝手がイイと感じています。

レンズキットの有無

一眼レフの醍醐味はレンズを交換して、シチュエーションに適した撮影ができること。

カメラ購入時、レンズと本体をセットで購入するのか、レンズだけは別で選んで購入するのかを決める必要があります。
  • レンズキット:入門セットなのでレンズ選びに迷うことがない
  • レンズを別購入:自分が撮影したい画角を選べる

ただ初心者にとって、最初からレンズだけ別で買うというのはちょっと難しいかも。

「このレンズが使いたい!」というしっかりした目的がある場合以外はセットで購入するのが無難です。

レンズ選びの方が大切

実はカメラ本体よりもレンズの方が重要だったりします。

  • ズームレンズ:撮影が楽
  • 単焦点レンズ:撮影技術が身につく
  • 明るいレンズ:暗所撮影に強い

簡単に説明すると上記のような感じ。

ズームレンズは自分が動かなくても、レンズの範囲内で自由に画角を選べます。こういった点は初心者向き。

単焦点レンズは同じ画角でしか撮影できない為、自分の足で動いて撮影ポイントを探す必要があります。必然的に工夫して撮影するようになるので、撮影技術の向上に繋がります。

  • 便利さ重視:ズームレンズ
  • 技術を身につけたい:単焦点レンズ

どちらを優先したいかを考え、レンズの選択をしていきましょう。

僕の場合は最初はズームレンズばかり使っていましたが、今では単焦点しか使っていません。

自分の足で「最高の構図」を探すのって結構楽しいですよ。

おすすめの一眼レフカメラ

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ここまでは「初心者はAPS-Cを選ぶべき」という内容で解説してきました。

ここからはもう少し深掘りをして「おすすめのAPS-Cカメラ」について紹介していきます。

おすすめの基準

  • コスパの良いレンズがある
  • 予算低め
  • 気軽に持ち出せる
これまでの実体験も踏まえると、おすすめのメーカーはCanonです。

その最たる理由は「超有名な単焦点レンズがある」から。

F1.8という明るさに加え、抜群に使いやすい50mmという画角。

Canon使いでこのレンズを知らない人はいない。それくらい有名なレンズです。

エントリーモデル+50mm単焦点

これが最もおすすめの構成。

レンズ自体が安いので、カメラ本体とは別で購入しても出費が抑えられます。

  • コスパを重視する
  • 最初から単焦点を選びたい

こういった人は間違いなく50mm単焦点を選ぶべきです。

カメラ本体はエントリーモデルの中から選ぶと良いでしょう。

Canonのエントリーモデル

基本的にはEOS Kissシリーズを選ぶと良いです。

もう少し予算を出せるなら70Dや80DなどのDが付くモデルがおすすめ。

KissシリーズとDモデルの違い

初心者が実感できる違いとしては、本体サイズと重量の部分。

当然スペックの違いはありますが、そこまで気にする必要はないです。低スペックでも初心者の用途であれば十分事足ります。
  • コンパクトさ重視:Kissシリーズ
  • ズッシリした「撮影してる感」がほしい:Dモデル
本体サイズが大きかったり、重量があると「撮影してる感」が心地いいです。カメラマン気分を求めるなら、Dモデルが良いかも。

日頃から持ち歩いたり、旅行用に使うならコンパクトさが売りのKissシリーズの方が気軽に使えます。

最新モデルである必要はない

これまた当然ですが、新モデルの方が旧モデルよりも高性能。

ただ何度も繰り返しお伝えしている通り、初心者用途なら、型落ちモデルのスペックでも十分満足できます。

予算を惜しまないなら最新モデルで問題ないですが、少しでも出費を抑えたいなら型落ちモデルでもOK。

中古で買うのはアリ?

個人的には「ナシ寄りのアリ」だと思います。

  • 素人には状態の目利きが難しい
  • シャッター回数には上限がある
  • 安物買いの銭失いになる危険性

理由としては上記のとおり。

カメラ本体にはシャッターを切れる上限があり、基本的には「これまでに何回シャッターが切られたか」を知ることができません。

機種によっては知ることができる場合もありますが、分からない機種の方が多いです。
  • 高評価の出品者から買う
  • 古すぎるモデルは買わない

中古でカメラを購入するなら、上記のポイントは気にしておくべき。

古すぎるモデルだと、寿命が近い可能性があるので避けた方が無難。出品者が信用できるかどうかも大切なポイントです。

まとめ:一眼レフ入門はAPS-Cで!

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本記事では、初心者のあなたがカメラ選びで失敗しない為に、大切なポイントを解説しました。

最新のスペックに魅力を感じるのは分かりますが、ほとんどの場合は性能を持て余します。
  • できれば予算は抑えたい
  • SNS用に高品質な写真が撮りたい
  • コンテストには応募しない

上記のような人は間違いなくAPS-Cで満足できます。

Canonで選ぶならエントリーモデル+50mm単焦点が最強の組み合わせなので、何を購入すれば良いか迷った時は試してみてください。

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本記事があなたの一眼レフデビューの役に立てたなら嬉しいです!

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