【相場の重要な格言】株式投資をする上で知っておくべき必須級の格言6選

投資

株式投資に関わる者として、知っておくべき格言がいくつかあります。

格言を知らなくとも、株の売買はできますが行き当たりばったりの投資になってしまいがち。現時点で「根拠を持って売買ができていない人」は相場に関する格言を勉強しておいた方が良いです。

本記事では「株式投資をする上で知っておくべき必須級の格言」について解説していきます。

知っているかどうかで今後の投資家人生を左右するくらい必須級の格言なので、しっかり抑えていきましょう。小手先のテクニックより、まずは格言から学ぶべきですよ。

株式投資をする上で知っておくべき必須級の格言

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本記事で解説する必須級の格言は下記の6つ。

  • 売るべし買うべし休むべし
  • 相場は明日もある
  • 株を買うより時を買え※重要
  • 売りは早かれ買いは遅かれ
  • 売り買いは腹八分
  • 見切り千両

あなたが知っている格言はありましたか?
特に「株を買うより時を買え」は最重要。ひとつずつ深掘りしていきます。

売るべし買うべし休むべし

株式相場における行動は「買う」と「売る」しかないと思っていませんか?実は本当に大事なのは「休む」ことなのです。

初心者はやたらとポジションを持ちたがります。とにかく売買をして資金をあちらこちらへ動かしてしまいがちですが、これは良くありません。僕も初心者の頃はそうでした。

別記事「【中級者の株式投資】相場の流れをつかむ上で有効な格言5選」でも解説していますが、売買のチャンスはそうそうあるものではありません。

長期投資でコツコツ買い集め、ここぞというタイミングで利益を確定させるのがベスト。目先の値動きを追っていくだけでは、大きなチャンスを掴み損ねます。

休むべしというのは、売買を控え、市場から一歩引いた広い視野で相場を眺めるべきという意味。相場全体の流れを把握しながら、落ち着いた精神状態で来るべきチャンスに備えます。

日々の売買に明け暮れていては、隠れた優良銘柄を探す暇もありません。買いも売りも大切ですが、それよりも重要なのが休むということです。株式投資では無理をすると必ず損をします。これは肝に命じておくようにしましょう。

ポイント:ここぞというタイミングが来るまでは売買を控え、休むことに徹するのも重要。

相場は明日もある

この格言は「焦りを戒め、機会を待つことが重要だ」ということを表したものです。

初心者は特に、好材料が飛び出ると我先にという勢いで買ってしまいがち。「もう2度とこの価格では買えない」くらいの気持ちになったことがありませんか?僕はあります。

しかし残念ながら、好材料が出て急騰した場合のほとんどが下記の流れになります。

  1. 材料発表
  2. 急騰
  3. 急落
急騰で飛びついたところが天井で、数日後には安くなっているというパターンです。このような急騰からの急落チャートはタワーがそびえ立ったかのようにも見え、イナゴタワーと呼ばれることもあります。一斉に餌に飛びつき、食べ尽くすとサッと去っていくイナゴに例えられたものですね。

材料が出たのなら、しっかり調べてから買っても決して遅くありません。それが本物の材料で今後値上がりしていくのであれば、数日くらいの遅れは誤差に過ぎません。

多くの人が一斉に買って出来上がったイナゴタワーのような相場は不自然です。その後に時間をかけて現れる相場こそが本来の姿。「売り買いは3日待て」という言葉もある通り、株式市場における売買とは落ち着いてじっくり行うものです。

ポイント:株式相場においても焦りは禁物。

株を買うより時を買え

これは最重要とも言える格言。
投資対象の銘柄選びも大切ですが、それよりも遥かに重要なのが「投資の時期を選ぶこと」です。

どんな優良銘柄でも、買う時期を間違えば大きな損失を出してしまう危険性があります。株に興味がない人でさえ「リーマンショック」と聞くと株価が暴落した出来事という印象を持っているでしょう。

リーマンショックのようなネガティブな出来事が発生したときに、大量の買いポジションを持っていたらどうでしょうか。想像するだけで胃が痛くなりそうですね。

つまり優良銘柄を探し出すことよりも、株を買うタイミングの方が遥かに重要だということです。ではどういうタイミングで買うのが良いのでしょうか。その答えは下記2つの格言を引用してみましょう。

  • 天災は買い向かえ
  • 突発事件は売るな

事業基盤がしっかりしている企業であれば、相場全体の暴落に巻き込まれて安くなったとしても、しばらくしたら元の水準に戻ってきます。

バイトテロと言われたりしますが、お馬鹿なバイトの行動が企業イメージを悪くして株価が下がることも珍しくありません。こういった例も企業の業績が良ければ、いずれ株価は回復します。

突発的な出来事で株価が下がったタイミングも「買い」だと言えるでしょう。

ポイント:相場全体が暴落しているタイミングこそ、優良株を買うタイミングである。

年に数度は相場が暴落するタイミングが必ずあります。そのタイミングで株を買い、株価が元に戻るのを待つのがベストです。

売りは早かれ買いは遅かれ

この格言は「売りのタイミングは早くしないと間に合わず、買いのタイミングはじっくり待った方が安く買える」という意味。

別記事にて紹介した「天井三日、底百日」の通り、売りのタイミングは一瞬。「売りが上手い人は一流」と言われますが、一瞬のタイミングをつかめるかどうかで売買の結果は大きく違ってきますね。

利益がのっているときは「もっと上がる」と欲を出してしまいがちですが、一瞬のチャンスを逃すと売れずじまいになるだけでなく、そのまま下落して損失を抱えることにもなりかねません。

買い場はいくらでも転がっていると考え、チャンスがあれば利益を確定させることが大切ですね。

ポイント:買いは時間をかけてじっくりと、売りは欲を出さず一瞬のチャンスを掴むべし。

売り買いは腹八分

この格言には2つの意味があります。

  • 最高値や最安値をとろうとするな
  • 投入資金には余裕を持て

どこが天井でどこが底値なのかは誰にも分かりません。
最大の値幅をとろうとするのではなく「そろそろかな」という頃合いで売買をするべきだという教えです。

また、株式投資において資産の全てを投入するのはタブー。
暴落時などの買い増しができるように、余裕資金を持っておくことが大切です。

さすがにこの部分に関しては心得ている投資家も多いかもしれませんが「投資は余裕資金で行う」ことが必須ですよ。

ポイント:天井と底を知ることは不可能。そこそこの値幅をとれたなら上出来。

見切り千両

簡単に言うと「早めの損切りには大きな価値がある」という意味です。

買った株がどんどん値下がりしていくのは気分が悪いもの。そんな気分を味わうくらいなら、早めに損切りをしておいた方が良いということですね。

確かに思った通りの値動きじゃなかった場合は早めの損切りが効果的ではありますが、これがなかなか難しい。損切りした途端に値上がりするなんてことも珍しくないですしね。

ここで重要になってくるのが「【中級者の株式投資】相場の流れをつかむ上で有効な格言5選」で解説した「相場は相場に聞け」という格言。

打診買いからの様子見で、臨機応変な対応をとるべきですね。長期投資の場合はナンピンという選択も有り。自分の判断が誤りだったと思ったら損切りしてから、一度気持ちをリセットすることも大切です。

ポイント:損切りの判断は難しい。だからこそ思い切りの良い見切りには価値がある。

まとめ

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本記事では「株式投資をする上で知っておくべき必須級の格言」について解説しました。

初心者や、ある程度の経験を積んだ投資家でさえ行き当たりばったりの投資をしている人も少なくありません。

今回紹介した格言を参考にして、根拠のある売買をするように心がければ、あなたも投資家としてステップアップできるはずですよ!

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