【初心者の株式投資】個人投資家は長期投資をするべき理由を解説

投資

疑問を持っている人

株式投資を始めてみたいけど、短期売買とか長期投資とかよく分からない。初心者はどんな風に投資したらいいんだろう?

こういった疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 長期投資なら個人投資家でも勝てる
  • 最大の武器である「時間」 + ナンピンが最強の戦略
  • どんな株を買えばいいのか
僕自身、株式投資は5年ほどの経験がありまして、チャイナショックやブレグジッドなど株式相場の暴落も何度か体験してきました。

本記事では、個人投資家としての経験を元に、これから株式投資を始める人が意識するべきポイントを解説していきます。

初級編としてサクッとまとめましたので3分ほどお付き合いください。

個人投資家は長期投資をするべき理由

結論を先に出しておくと個人投資家は長期投資にするべきです。

理由としては投資額の少ない個人投資家は、豊富な資金がある機関投資家に勝てないからです。
  • 短期的な値動きは大量の資金が流れる方向へ動く:機関投資家(お金持ち)に有利
  • 外資系企業が大規模リストラを行っている:人間よりAIの取引成果の方が優秀
こういった事実があるので、短期勝負において、個人投資家に勝ち目はありません。

金融取引のプロである証券マンですら、AIに負けてリストラされる時代です。冷静に考えて、一般人が太刀打ちできる訳ない。

長期投資なら個人投資家でも勝てる

ただし、長期投資であれば、個人投資家でも勝ち筋があります。

というより、個人投資家が株式市場で生き残るには長期投資一択。
理由は「安いタイミングで買い、高くなったら売る」ことができるからです。

簡単に言うけどそれができたら苦労しないんだよ

こう言う人もいるかもしれませんが、これは短期売買する人の場合です。長期投資なら解決策がありますのでご安心を。

ここでひとつ例を挙げて解説してみます。

株価の例

  • 株価100円 ⇨ じわじわ上昇して150円
  • 悪材料が出て暴落、株価100円に戻る ⇨ 翌日さらに70円に値下がり
  • 大手企業と提携のニュースが出て一気に120円 ⇨ 1ヶ月後には300円
こういった動きは珍しくなくて、僕も何度も見たことがあるパターンです。

じわじわ上昇しはじめると「何かあるのでは?」と期待(例えば決算が良いとか)する人がどんどん買って、値上がりする。

期待が最高に高まったタイミングで悪材料(決算が悪かったとか)で暴落。しかし大手企業との提携で再び株価は暴騰。

初心者は高値で買って、暴落に耐えられず売る

僕が短期売買をしていた頃はこのパターンにハマりがちで、上がり始めの130円くらいで買って、暴落に耐えきれず80円くらいで損切り。その後に好材料が出て「売らずに持っておけば…」と後悔。

実はコレはお金持ちの力が働いています。豊富な資金を徐々に投入してゆっくり株価を上げていき、高値をつけた時点で自分たちは売ってしまって個人投資家が取り残される、という状況。

こういう例を見ると「お金持ちには勝てないなあ」と思いますよね。残酷な世界。

ただ諦める必要はなくて、これはあくまで短期売買の例。長期投資ならこの問題を解決できます。

持ち続ければ300円で売れた

先ほどの例において、重要なキーワードがあります。それは「売らずに持っておけば…」という部分。そう、売らずに持っておけば300円で売るチャンスに巡り会えたのです。

つまり、ひたすら待ち続ければ「高値で売るチャンス」があって、もっと言うと「安値で買うチャンス」もあったということ。

個人投資家が勝つ為のキーワードは「待つ」ということなんです。

最大の武器である「時間」 + ナンピンが最強の戦略

個人投資家の最大の武器は「時間」です。

  • いついつまでに買わなきゃいけない
  • いついつまでに売らなきゃいけない
  • この期間で成果を出さなきゃいけない
上記のような制約は個人投資家にはありません。しかし、機関投資家はこの制約に縛られています。

機関投資家は一定の期間内で利益を出さなければならないので、どうしても短期売買で利益を出す必要があります。

しかし、個人投資家はいつまでにいくら稼がなければならないというノルマはないので、買った株が値上がりするのを待ち続けることができるのです。

株価が下落し続けるリスクもある

とはいえ、買った価格から下がり続けて目も当てられない状況というのも可能性としてあるのも事実です。

そんなときに重要になってくるのが「ナンピン」という方法です。

ナンピンとは?

分かりやすく言うと、安くなる度に買い増していくことです。
例を挙げてみましょう。

  • 500円で100株購入 ⇨ 取得単価は500円
  • 350円に値下がりした時点で200株追加 ⇨ 取得単価(500 + 350 + 350を3で割る)は400円
  • 200円まで暴落して700株追加 ⇨ 取得単価(1200 + 1400を合計1000株で割る)は260円
このように値下がりする度に買い足して行けば、取得単価つまり平均の購入額を下げていくことができます。

仮に最初に500円で購入して200円まで値下がりしてしまったとしても、取得単価を下げれば、260円まで値上がりしたところでプラマイゼロになります(売買手数料などは別ですが微々たるものです)。

200円から500円に戻る可能性が少なくても、200円から260円まで値上がりするのは現実的です。

保有株が増える分、利益も増える

もちろん、好材料で500円に戻る可能性もあります。その際はナンピンして保有株数が増えている分、利益も大きくなります。

株価は必ず上下するので、「安値で買うタイミング」と「高値で売るタイミング」は必ずあります。

この波を短期売買で捉えるのは難しいですが、長期投資であれば「ひたすら待つ + ナンピン」戦略で解決できます。

以上の理由から、個人投資家は長期投資をするべきだというのは明らかですね。

株はいくらから始めればいいのか?どんな銘柄を買えばいいのか?

ここからはもう少し深掘りをして、「株はいくらから始めればいいのか」「どんな銘柄を買えばいいのか」という2点について解説していきます。

結論

  • いくらから始めるべきか:無くなっても生活に影響がない額
  • どんな銘柄を買うべきか:自分が応援したい会社
当たり前に聞こえるかもしれませんが、これが真理。

初期投資はいくらから始めればいいのか

これは「無くなったとしても生活に支障がない余剰資金でやれ」とよく言われますが具体性に欠けますよね。

例を出して具体的に考えてみましょう。

保有株が500円から200円まで値下げした場合

  • Aさん: 500円で1000株購入(投入資金50万円) ⇨ 200円になった時点で価値は20万なのでマイナス30万円
  • Bさん: 500円で500株,300円で500株(投入資金40万円) ⇨ 200円時点でマイナス20万円
  • Cさん: 500円で100株,その後100円下がる度に100株ずつ追加(投入資金14万) ⇨ 200円時点でマイナス6万円
どの程度まで耐えられるかは人によって様々かと思いますが、記事前半で解説した「長期投資向けの戦略」を思い出すと、Cさんパターンが良さそうですね。

初心者はAさんパターンが多くて、「これは上がる!」と根拠のない自信にまかせて全力購入して後悔するのが関の山です。

ナンピンは長期投資で有効

1回に投入する資金を分散することでリスクも分散できますし、この例からも分かる通りナンピンは有効な手段。初心者の基本は「時間をかけてナンピンしつつチャンスを見て売却」です。

いくらから始めれば良いのか、と考えるのではなく「年間これくらいの額を分散しながら投資していこう」くらいの感覚が正解。

初期投資は最低100万円はないと話にならない」なんて根拠のない情報に踊らされず、自分の許容範囲内で投資額を決めましょう。

応援したい会社の株を買うべき

知らない会社や「なんとなく儲かりそうだから」という理由で投資すると、株価が下落し続けた時に嫌になって売りたくなります。

愛用している商品のメーカーや、好きなブランドなど、株価に関係なく自分が応援したいと思える会社の株を持った方がずっと株を持ち続けられます。精神論に聞こえるかもしれませんが、割とガチです。

世の中の投資論

  • バランスシートを読み込んでうんぬんかんぬん
  • テクニカルチャートがうんぬんかんぬん
  • ファンダメンダルズ分析とテクニカル分析を併用してうんぬんかんぬん
バランスシートを読んで(決算資料を見れば分かる)企業の分析をするのは重要ですし、テクニカルチャートが役立つ面も確かにありますが、ここに縛られてしまうのは良くないと思っています。

理由としては経験上「赤字企業が株価爆上げ」で「黒字で安定企業の株価が冴えない」なんてことが非常に多いからです。

株価と業績は必ずしも一致しない

つまりはこういうこと。
業績やチャートはあくまで目安。絶対なんてことはあり得ません。

今は業績が良くても、将来は悪化するかもしれない。何が起こるか分からないのであれば、自分が好きで応援したい企業の株を持つべきです。

配当金と株主優待で選ぶのもアリ

配当金があったり、株主優待があれば、株を所有しているだけで定期的に利益が得られます。

株価が下落局面でも、配当金や優待品がもらえるので、少なくとも「嫌になって手放す」という状況にはならないはず。

優待目当てに投資している人もいるくらいなので、好きな優待を見つけて、その中から投資先を選ぶのもアリです。

初心者が選ぶべき投資先まとめ

  • 応援したい会社
  • 配当金を出している会社
  • 好きな優待を設定している会社
全ての銘柄において株価の上下は必ずあるので、長期投資であればどの銘柄を選んでいてもチャンスはあります。

どの銘柄にもチャンスがあるのであれば、大切なお金を投資するのですから「よく知らない会社」より「応援したい会社」に投資した方がいいですね。

まとめ:個人投資家は長期投資一択!

本記事では、個人投資家としての経験を元に、これから株式投資を始める人が意識するべきポイントを解説しました。

繰り返しになりますが、個人投資家は長期投資で時間を味方にしつつ、ナンピン戦略でチャンスを伺う投資法が有効です。

世の中には色んな投資情報が転がっていますが、短期売買のことなのか長期投資のことなのかを理解して、情報に踊らされることなく投資を楽しむようにしましょう。

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