【相場の格言は本当か!?】株式投資歴5年の僕がその真偽を解説します【経験談】
「格言なんて当てにならねえ!俺は俺のやり方で投資をマスターしてやる!」
このままだと勝てない投資家になってしまうかもしれませんよ。
何事も先人たちの教えというのは参考になるもので、株式相場においてもそれは当てはまります。
しかし格言を知っているかどうかで、あなたの投資結果は変わるはずです。
本記事では投資歴5年ほどの僕が、これまでの経験に基づいて「相場の格言は本当か?」という点を解説していきます。
検証する格言5選
- 人の行く裏に道あり花の山
- 当たり屋につけ
- 相場の起用貧乏
- 遠くのものは避けよ
- 備えあれば迷いなし
結論からお伝えしておくと上記5選の格言は僕の経験上、全て正解だと思っているものです。
相場の格言は本当か
先人たちの言葉は偉大なもの。
冷静に考えると分かりますが、経験ゼロの素人が独自の方法論を振りかざしても、歴戦の猛者の言葉に勝てるはずがないんですよね。
投資家として成長したいのなら、格言が正しいのか間違っているのかは別にして、格言を知った上で自ら検証する必要があります。
ここから紹介する格言を知るだけでも、投資家として必要な心構えは十分理解できるはずですよ。
人の行く裏に道あり花の山
人の行く裏に道あり花の山、というのは株式相場において「格言といえばコレ!」というくらい有名なものですね。
簡単に言うと「人と同じことばかりしていたら、平凡な結果しか得られないよ」ということ。
あなたも経験がありませんか?
- ある株が勢いよく値上がりする
- もっと上がるのではないか
- 早く買わないと買えなくなる
初心者ならぜーったいに通る道なので、気持ちはよく分かります。
ただ結果としては、これが高値掴みになってしまい、結局損をしてしまうことがほとんどですね。
この時の相場の流れとしては下記のとおり。
- 勢い良く上がる株は値上がりを続けそう
- 多くの人が買う(下手な投資家)
- ある程度の値上がりで売る人が出てくる(上手い投資家)
- 売りが続出して株価下落
ある程度の利益が乗ったら売却して利益を確定させるんですね。
ところが下手な投資家は、上手な投資家が売るタイミングで株を買ってしまうんです。
少数の「上手な投資家」と大多数の「下手な投資家」という構図が見事に完成されました。
これが正しいと実感できましたね。
今では古いゲームとなりましたが、ニンテンドー64という機種のマリオカートでは裏技がありました。
スタート時に前進せずにバックし続けると1周ゴールしたカウントになるというものです。
皆んなが一斉にスタートする中、小さくなっていく背中を見ながら一人バックするマリオ。これも「人の行く裏に道あり花の山」ですね。
当たり屋につけ
当たり屋とは簡単に言うと「買っても売っても勝ち続けている人」のこと。
つまり「トレードがめちゃくちゃ上手い人」です。
当たり屋につけ、とはそういう人と同じトレードをしろということですね。
- 当たり屋が「買い」だと言えば買う
- 当たり屋が「売り」だと言えば売る
単純ですが、あれこれ自分で考えるよりも楽に勝てる上、的中率が高いとなればこれほど美味しい話はないですね。
当たり屋の反対は「曲がり屋」と呼ばれ、常に負け続ける人のこと。
当たり屋につけ、の反対で「曲がり屋に向かえ」という格言もあります。
これはつまり曲がり屋とは逆の売買をすれば勝てるという考えですね。
株は銘柄毎に値動きの癖が違います。
相場全体の流れもその時々で変わるもの。
ちなみに、当たり屋や曲がり屋の探し方は株式関係のWebサイトで探せます。
アナリストと呼ばれる人が株価予想をしているので、その人が的中させているか否かで判断すると良いでしょう。
投資関連のWebサイトは別記事にてまとめていますので、下記リンクを参考にどうぞ。
>>株式投資初心者が参考にすべきWebサイト7選
相場の起用貧乏
器用貧乏とは「何でも卒なくこなすけど、大成はしない」ような人のこと。
これは相場にも当てはまります。
デイトレードのように細かく売買して、目先の利益を積み重ねても、100%の的中率が続くなんてことはあり得ません。
トレード回数が多ければ、その可能性が高くなるのは明らかですね。
コツコツドカン、という言葉があるのを知っているでしょうか。
コツコツと小さな利益を重ね、1回のトレードでドカンと大きく負ける。
小手先で勝とうとするのではなく、長期目線でどっしり構えた方が良いです。
そもそも株式相場なんてそう簡単に読めるものではないですからね。
このような点からも、僕個人としては長期投資をオススメしています。
詳しくは別記事にて解説していますので、下記リンクを参考に。
>>【初心者の株式投資】個人投資家は長期投資をするべき理由を解説
遠くのものは避けよ
上場している株は3000以上。
その中から買う銘柄を選ぶなら、身近で知っているものが良いということです。
- 気に入って使っている日用品のメーカー
- よく分からない成分の新薬を開発している製薬会社
- 最新テクノロジーを扱っているIT企業
新薬の開発や最新テクノロジーと聞くと何だか凄そうですが、よく分からない物に投資するべきではありません。
気に入っている日用品なら、その商品が良いということを実感できているはず。
投資というのは本来、企業を応援するという意味合いがあります。
値上がり益に目を向けるだけでなく、投資の本質に目を向けることも投資家として大切なことですよ。
あなたが知っている企業を思い浮かべてください。
- ソフトバンク
- ソニー
- トヨタ
誰もが知っているような企業は、大きく成長していますよね。
長期的に投資し、応援すべき企業は自分が知っている企業ですよ。
備えあれば迷いなし
これが一番大切な格言かもしれません。
株式投資で大切なのは、確固たる自信と決断です。
相場が荒れて不安定になろうとも、自分が信じた銘柄であれば値下がりにも動じないということです。
- 投資先の企業についてしっかりリサーチする
- 投資資金を残しておく
備えあれば迷いなしです。
リーマンショックのような相場で大暴落が起こると、自分の投資に自信のない人は狼狽えてしまいます。
全ての持ち株を損切りしてしまう人もいることでしょう。
どんなに株価が下落しても「どうせ戻るから大丈夫」という自信が持てるような投資をすることが大切です。
- 500円になったら買おう
- いや、やっぱりもう少し下がるまで待とう
- 急上昇してきたからもう買っちゃえ
脱初心者を目指すなら、まずは指値を決めたらそれを曲げない、という姿勢を貫けるようになりましょう。
余裕資金を持っておくことも大切で、大幅下落してもさらに資金を投入していける状態なら焦らなくて済みますね。
欲しい銘柄をさらに安く買えるので、チャンスとさえ感じます。
例:投資資金50万円
- 1度に50万円分買う
- 10万円分だけ買って、値下がりしたら追加で購入していく
明らかに後者ですよね。
いざという時の為に追加購入できるだけの資金を確保しておくことも重要なことです。
これはナンピンという手法ですが、こちらも先ほど紹介した別記事で詳しく解説していますので気になればご覧ください。
>>【初心者の株式投資】個人投資家は長期投資をするべき理由を解説
まとめ
本記事では相場の格言について、僕の経験から正しいと思うものを紹介しました。
繰り返しになりますが、紹介した格言は下記。
- 人の行く裏に道あり花の山
- 当たり屋につけ
- 相場の起用貧乏
- 遠くのものは避けよ
- 備えあれば迷いなし
全ての相場においてこれらの格言が当てはまるわけではありません。
しかし、素人が適当にトレードするよりは確実性があるはずなので、初心者はまず参考にすべきです。
是非、この相場格言を検証し、投資家としてレベルアップを目指してください!
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