【親がくも膜下出血で搬送】万が一に備えて伝えたいことがあります【体験談】

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「自分の親に限って大きな病気とかするはずない。大丈夫大丈夫。」

こんな風に思っていませんか?

僕もそうだったのですがつい先日、母親がくも膜下出血で緊急搬送されました。

うちの親に限って」と思っていたのですが、今まで病歴の全くない親でもこういうことが突然起こるものなんだと衝撃を受けました。

本記事では僕の体験談として「親がくも膜下出血で倒れたことによって感じた大切なこと」についてお伝えしたいと思っています。

僕がこの記事で伝えたいこと

  • 未成年は救急車を呼ぶとき注意すべき
  • 連絡先は職場を含めて家族に伝えておく
  • 時間は限られている
  • 好きなことをするべき
  • 人生設計を見直すきっかけになった
  • 健康って大切

体験談:親がくも膜下出血で搬送されました

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2019.6.18の夜、母親が激しい頭痛と吐き気を訴えました。救急車で搬送され、検査の結果はくも膜下出血。緊急手術で一命は取り止めました。

母親が倒れた当初、僕は仕事中で連絡がつかず仕事が終わってからその連絡に気付きました。救急車を呼んだのは高校生の妹で、病院に駆けつけたときには一人で不安そうな様子でした。

父親はすぐに連絡がついたものの、仕事で遠方におりすぐに駆けつけられない状況だったようです。

時系列をまとめます。

  • 21:00:妹が救急車を呼ぶ
  • 22:30:僕が仕事を終え連絡に気付く
  • 22:50:病院到着
  • 0:00:手術開始
  • 1:00:父到着
  • 5:00:手術終了

おおよそこのような流れでした。

両親と妹が同居しており、僕は別居ですが仕事先や搬送された病院が実家と近かった為、連絡に気付いてからすぐに駆けつけることができました。

弟もいるのですが遠方で働いているので、とても駆けつけられる状況ではありません。こういう時は実家が近くでよかったと思いましたね。

何はともあれ手術は無事成功し、一命は取り止めましたが予後はまだ1ヶ月ほど経過を見なければなんとも言えないとのこと。

追記:無事退院し、後遺症もありませんでした。

くも膜下出血については医学的な詳しい話は出来ませんが、僕がお医者さんから聞いた話を理解できている範囲でお伝えします。

くも膜下出血とは?

くも膜下出血とは、脳の血管が破れて脳内に血が溜まることによって激しい頭痛や吐き気を伴う病気です。
血管が破れて初めて症状が出る為、事前に気付くのは難しく、突然発生するものらしいです。

今回は血管が破れた場所が脳幹とは離れていた為、呼吸困難や意識不明などの重体には陥りませんでした。不幸中の幸いというのはこのことですね。

しかし、くも膜下出血の恐ろしい点はここからで、手術が終わってからが治療のスタートだということ。

普通に食事ができるような状態まで回復したと思ったら、病態が急変してそのままお亡くなりになる方もおられるそうです。

というのも、くも膜下出血によって脳内に溜まった血が原因で脳が収縮してしまうので、その収縮具合によって予後が変わるようです。

くも膜下出血の予後は次の3パターン。

  • 日常生活に戻る
  • 半身麻痺などの後遺症
  • 亡くなる

それぞれ3割くらいの確率だそうです。そう考えると恐ろしい病気ですね。

母の場合は手術後も意識があり、会話もできるような状態でしたが、今後1ヶ月くらいはどうなるか分からないので、まだ安心はできません。

さて、ひとまずは落ち着いたところですが、今回の体験を通して「患者家族である僕から伝えたいこと」がいくつかありますので、体験談としてお話できればと思います。

未成年は救急車を呼ぶとき注意すべき

妹は未成年なのですが、救急車を呼ぶ際に「成人の方がいないとダメ」だというようなことを言われたみたいです。

自宅にいたのは母当人と未成年の妹のみだったので、すぐに父と連絡がついたのは幸いでした。

一刻を争う状況でこのような制約がつくのはどうなのかと思いますが、実際には早急に搬送してもらえましたし、妹も気が動転していて記憶が定かではなかった可能性もあります。

ただ未成年が救急車を呼ぶ時にはこういうことを言われる可能性があるということが今回の経験から分かったので、成人した家族の誰かとはすぐに連絡がとれるような状況にしておくことが大切ですね。

連絡先は職場を含めて家族に伝えておく

今回の件で言えば、母が倒れた当初僕は仕事中で、妹が職場の連絡先を知らなかった為に気付くのが遅れました。

また母の職場への連絡をする際にも、連絡先が分からず苦労した為、家族の勤め先についても情報共有しておく必要があると感じました。

家族の連絡先は分かっていても、職場の連絡先まで把握している人は少ないのではないでしょうか。

うちの家族に限って大丈夫」と油断していると僕みたいになってしまうので、この記事を読んでいるあなたは今すぐにでも連絡先の共有をしておくべきです。

体験を通して感じた大切なこと

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ここまでは万が一に備えてやっておくべき事という意味合いの内容でしたが、ここからは親が倒れた体験を通して僕自身が感じた大切なことについてお伝えしていきます。

時間は限られている

当たり前のことなのですが「人生の時間って限られたものなんだなあ」と身にしみて実感しました。

これまで「時間は有限」という点について理解はしていましたが、実感はしていませんでした。

分かっているつもりでも、経験を通して実感しないと本当の意味で理解できないことって世の中にはあるものですね。

人生において「いつ何が起きるか分からない」というのは誰にでも言える事です。大切な人との時間や、一人での時間、無駄にダラダラ過ごすのではなく、たった1秒でも大切にしていきたいですね。

とはいえこの言葉を僕が伝えたところで、何かしら体験を通じて実感しないと芯の部分まで伝わらないと思いますが、この点については本当に大切だと思ったのでお伝えしておきました。

繰り返しになりますが、時間は大切です。

好きなことをするべき

限られた人生だからこそ、自分が好きなことをするべきだということも実感しました。

もしかしたら明日死んでしまうかもしれないのに、家でダラダラしているだけなんてもったいないです。

  • お金がないから
  • 時間がないから
  • 他人の目が気になるから

こういうのって個人の動きを制約する言い訳の代表格ですよね。

極論になるかもしれませんが、死んでしまったら全部意味がなくなります。
  • 死んだらお金は使えない
  • 時間はもう無い
  • 死人からしたら他人なんて関係ない

好きな事をするのに他人がとやかく言う権利なんてありません。あなたの人生はあなただけのものです。

文句を言ってくる人は言うだけ言ってあなたの人生に責任をとってくれる訳ではありません。

あなたの人生は、あなた自身で責任をとるべきであり、だからこそ思う通りに好きな事をしていいと思うんです。

そもそも「余命○年と言われている人」に対して「お金を貯めろ」とか「我慢しろ」なんて言わないですよね。

いつ死ぬかは分からないという点においてはみんな共通なのに、期限が数字として現れたときに限って「好きな事をさせてやろう」という思考になるなんて人間って面白い生き物ですね。

今回僕が伝えたいのは「貯金を使い果たせ」とか「今すぐ仕事をやめて自由になれ」などということではありません。

日常生活に支障のない範囲からでいいので、少しずつワガママな人生にシフトしていった方がいいと思いますよ。

人生設計を見直すきっかけになった

僕は比較的計画性がある方だと思っていて、ある程度の人生設計はできていたつもりなのですが、コレってあんまり意味ないなと思いました。

何があるか分からない人生なんだから、ガチガチに計画したとしてもそんなにうまくいくはずないんですよね。

上手な人生の歩き方として僕が提示したいのは「今を楽しみつつ、情熱を注げる分野で努力を続ける」ということです。

結構アバウトな感じですが、これくらいぼんやりとしたイメージの方が気楽に生きていけると思うんですよね。

僕の場合はポリシーとして「コスパ第一」というのがあるのですが、何か自分の中で芯になる生き方を見つけて、好きな事をしつつ努力もして自己成長を続けるのが理想的だと思います。

好きな事だけしていくのは難しいと言われますが、前提として「努力せずに」というのが抜けています。
努力して自己成長を続ければ、好きな事で生きていくことは可能な時代になってきています。

異論はあるかもしれませんが、思考停止で我慢する人生よりは、難しそうでも好きな事に挑戦してみる人生の方が充実すると僕は信じています。

健康って大切

ありきたりな話だ」とどうぞ笑ってください。家族が大病を患うと自らの健康に気を使い始める、なんてありきたりですよね。

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠

ありきたりのオンパレードですが、このあたりに最近は気を使い始めました。

意識すると見えてくるものというか、気付きが割とあって「コンビニだけでも結構バランス良い食事ができる」という点だったり「運動って結構気持ちいい」という点だったり。僕の生活は徐々に変わってきましたね。

体は資本とよく言われますが本当にその通り、体調を崩したら元も子もありません。

完全に病気を防げるわけではありませんが、健康に無頓着な人よりは気を使っている人の方が病気になる確率は減ると思うので、少しくらいは健康に気をつけて生活していきたいですね。

健康って大切ですよ。

まとめ

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今回は親がくも膜下出血で搬送されたという体験談から、僕が感じた事をお伝えしました。
繰り返しになりますが、僕がこの記事で伝えたかったことは次のとおり。

  • 未成年は救急車を呼ぶとき注意すべき
  • 連絡先は職場を含めて家族に伝えておく
  • 時間は限られている
  • 好きなことをするべき
  • 人生設計を見直すきっかけになった
  • 健康って大切

これまでは僕もこういうことを言われても実感を伴ってはいなかったので、この記事を読んでくれたあなたも実感まではできないとは思います。

ただこれは僕の経験に基づいて実感した大切なことなので、今回は記事にさせていただきました。

うちに限って大丈夫だろう」と思っている人も、本当に何があるか分からないので、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

今回は以上です。それではまた。