【データ復旧ソフト】EaseUS Data Recovery Wizardを試してみた感想

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「間違ってパソコンのデータを消しちゃった…。どうしよう、ファイルを復元することってできないのかな…」

こんなあなたに朗報!

EaseUS Data Recovery Wizardを使えば、誤って消去してしまったデータを復元できる可能性があります。

本記事はこんな人におすすめ

  • 間違って消去したデータを復元したい
  • おすすめのファイル復元ソフトを知りたい
今まさにデータを紛失して困っている人も、今後のリスクヘッジとしておすすめのファイル復元ソフトを知っておきたいという人も、この記事の内容が役に立つはずです。

Windows版:公式サイトをチェック
Mac版:公式サイトをチェック

EaseUS Data Recovery Wizardを試してみた

僕は普段MacBookを使っていて、写真や動画ファイルは外付けHDDに保存しています。

運がイイことに「データが消えた!」という災難に見舞われる事なく生きてこれたのですが、今後そうなる可能性は大いにあります。

今回はEaseUSさんからEaseUS Data Recovery Wizardというデータ復旧ソフトをご提供いただきましたので、実際に使ってみた感想をお伝えしていきましょう。

ソフトの概要ザッとまとめ

  • 消えたデータを復元できるソフト
  • 無料で試せる
  • 有料の製品版もある
  • WindowsとMacどちらもOK
僕が試したのはMacの有料版。総評だけ先にお伝えしておくと「デメリットもあるけど性能はスゲェ!」です。

では順を追って解説していきましょう。

EaseUS Data Recovery Wizardとは

EaseUSというメーカーから発売されているデータ復旧ソフト。そもそもデータ復旧ソフト自体に興味がなかった僕は、当然EaseUSという名前すら知りませんでした。

でも、公式サイトを確認したところ、何やら凄い実績が。データ復旧ソフト界隈ではかなり有名どころっぽいです。

EaseUSの実績

EaseUSの説明画像

  • サービス展開:160ヵ国
  • 利用者:800万
  • サービス数:36
  • ダウンロード数:1.2億回
間違ってデータを消してしまった人の多くは、そこで初めてデータ復旧ソフトを探すはず。初めて利用する側からしたら「安心感のあるサービス」を利用したいと思うもの。

そういった点では、十分な実績のあるEaseUSは安心感がありますね。

対応するデバイス

EaseUSの説明画像

ハードドライブだけでなく、USBやメモリカードにも対応しています。

USBなどの外部装置は、取り外し方を間違えるとデータが消える可能性もあるので、そういった状況に対応できるのは嬉しい。

対応形式

EaseUSの説明画像

JPGなどの画像ファイルだけでなく、動画や音声ファイルにも対応しています。

これだけ対応範囲が広いと、たいていの場合は問題ないでしょう。

EaseUS Data Recovery Wizardの使い方

使い方はいたってシンプル。下記のとおり、3STEPです。

  1. 紛失場所の選択
  2. スキャン
  3. プレビューと復元
データ復旧ソフトと聞くと操作が難しそうに思うかもしれませんが、EaseUS Data Recovery Wizardの操作はシンプルです。

今回は一眼レフで使っているメモリーカードを使って試してみました。

19枚の写真を消去

EaseUSの説明画像

上記のように19コのJPGファイルがメモリーカードに入っていました。

まずはこれら全てを消去し、空になったメモリーカードを選択肢しスキャンします。

ステップ1:紛失場所の選択

EaseUSの説明画像

ソフトを立ち上げてすぐの画面です。今回はメモリーカードを選択。

右下の「スキャン」をクリックしたらクイックスキャンが始まります。

数ヶ月前のデータまで復旧された

EaseUSの説明画像

僕は驚愕しました。データ復旧って、消えてから時間が経過していないファイルしか復元されないと思っていたのです。

それがなんと、数ヶ月前に消去した写真データまで復元されるなんて思ってもみませんでした。

画像はスキャンの途中ですが、この時点で603コのファイルが検出されています。

スキャンが途中でもプレビューできる

EaseUSの説明画像

検出されたファイルを選択すると、プレビューで確認することができます。画像ファイルやドキュメントなど、形式別に整理して表示されるので、目的のファイルが見つけやすい。

先ほど消去したばかりの写真も、見事に復元されました。

動画ファイルも復元された

EaseUSの説明画像

僕はキャンプが趣味で、動画も撮影するのですが、こちらも数ヶ月前に削除したものが復元されました。

この性能は想像していた以上でした。

EaseUS Data Recovery Wizardのメリット&デメリット

見出し用画像(メリットデメリット)

では、実際に使って感じたメリットとデメリットについて感じたことをまとめていきましょう。

メリット

  • ソフトの性能が高い
  • 無料で試すことができる
  • いざという時の安心感

デメリット

  • スキャンに時間がかかる
  • 全てのファイルが確実に復元されるとは限らない
  • 低スペックのMacには負荷がかかる?
まとめるとこんな感じ。
ひとつずつ深掘りしていきます。

メリット①:ソフトの性能が高い

この点については、ここまでの説明でお分かりいただけていることでしょう。

他のデータ復旧ソフトを試したことがないので、比較することはできませんが、EaseUS Data Recovery Wizardが高性能なのは間違いない。
  • 数ヶ月前のデータも検出する
  • ファイル形式毎に分けてフィルタリングされる
  • スキャン途中でもプレビュー確認できる
個人的には上記の部分に魅力を感じました。

初めてデータ復旧ソフトを使う人にとっては、かなり使いやすいと思います。

メリット②:無料で試すことができる

いきなり製品版を購入する必要はありません。

まず無料版を試してから、製品版を購入するかどうか判断することができます。

エディションは3つ

EaseUSの説明画像

  • 無料版:データ復旧は2GBまでの制限有り
  • Pro版:10,900円
  • Technician版:35,880円

個人で使うなら無料版かPro版になると思います。Technicianはオーバースペック。

というか、扱うファイルサイズが2GB以下なら無料版で事足りてしまうんですよね。

  • 音楽が趣味でたくさんの音声ファイルを保存している
  • 大学のレポートをテキストファイルで保存している
  • iPhoneで撮影した短時間の動画
こういった用途であれば、無料版でも十分対応可能なはず。

長めの動画ファイルは画質によっては2GBを超える可能性もあるので、そういう場合はPro版じゃないと厳しいかもですね。

メリット③:いざという時の安心感

正直、データ復旧ソフト使わないといけない状況にならないというのが一番なんですよね。

ただ、誰にでも起こりうるトラブルなので、いざそうなったときに「データ復旧ソフトをすぐに使える状況」というのは安心感に繋がります。

  • 面倒なのでバックアップをサボりがち
  • 頻繁に外部記憶装置を使う
  • 消えると困るデータを扱っている
こういった人は、ひとまず無料版をインストールしておいて、トラブルに備えておくのが良いかもしれません。

>>EaseUS Data Recovery Wizard for Macをチェックしてみる

デメリット①:スキャンに時間がかかる

ここからはデメリット。

スキャンする装置の容量や、これまでにどれだけのファイルを扱ってきたのかによっても変わりますが、スキャン完了までに時間がかかります。

今回試した例

  • 128GBのメモリーカード
  • 1年くらい写真や動画撮影に使用
  • スキャン時間は1時間以上

今回試した例で言うと上記のとおり。スキャン速度はもしかするとPCスペックに依存するのかもしれません。

僕が使っているMacはcorei5でメモリは8G。2018年モデルのMacBook Airですが、このスペックだと今回の条件では1時間以上かかってしまいました。

データ復旧を試す状況というのは「大丈夫かな…復元できるかな…」と不安な状態なので、スキャンに時間がかかるのはデメリット。

ただ、プレビュー機能がついているので、スキャンしつつ確認できるので多少の救いにはなります。

デメリット②:全てのファイルが確実に復元されるとは限らない

当然ですが、失ったファイルを100%確実に復元できる訳ではありません。

「コレさえ使えば大丈夫なんだ!」と過信するのはやめましょう。

プレビューに失敗

EaseUSの説明画像

スキャン途中でプレビューしようとすると、失敗することがありました。この状態で復元を試してみても、データは復旧されず。

画像にも書いてある通り、プレビュー失敗の原因が下記。

  • サポートされていないファイル形式
  • 最大サイズを超過
  • 破損したファイル
  • スキャン中の不完全なファイル
スキャンが完全に完了すれば復旧される可能性もありますが、上記のような理由で「復元できない可能性がある」ということは受け入れておく必要があります。

デメリット③:低スペックのMacには負荷がかかる?

スキャン実行時、Macのファンが激しく回り始めました。

本体がかなり発熱していたので、低スペックPCには負荷がかかるのかもしれません。

公式記載の要求スペック

EaseUSの説明画像

うーん、そんな高スペックが要求されている訳ではないんですけどね…。

僕のMacの場合、動画編集をするときと同じくらい発熱している感じなので、確実に負荷はかかっています。

高スペックPCを所持していないので比較ができませんが、もしかするとPCの性能によっても負荷が変わってくるのかもしれません。

こんな人におすすめ

メリットとデメリットを考慮して、結局のところEaseUS Data Recovery Wizardはどんな人におすすめなのか、という部分を最後にまとめます。

  • 初めてデータ復旧ソフトを使う
  • もしものトラブルに備えておきたい
  • まずは無料で試したい

結論、制限付きではありますが「高性能なソフトを無料で試せる」というのが圧倒的にメリット。

操作もシンプルなので、初めてデータ復旧ソフトを使うという人もEaseUS Data Recovery Wizardなら戸惑うことなく使えるはずです。

いくつかデメリットもありますが、データを紛失してしまった場合、しのごの言ってられない状況なので、この程度のデメリットは目を瞑るべきかもしれません。

そもそも日常的に使うソフトではないので、あくまで緊急用と割り切った方が良いのかもしれませんね。

まとめ:データ復旧ソフトはEaseUSにおまかせ!

本記事ではEaseUS Data Recovery WizardをMacで試してみた感想についてお伝えしました。

正直なところ「データ復旧ソフトなんて使うことないだろう」と思っていたので、そもそも気にしていなかったのですが、実際に使ってみると「いざという時はコレがあるから安心だな」という気持ちになっています。

繰り返しになりますが、この性能のソフトが無料で試せるのは凄いです。

すぐにデータの復旧が必要な人はもちろん、今後のトラブルに備えてEaseUS Data Recovery Wizardを試してみるのも良いですよ!

>>EaseUSの公式サイトをチェック