【株式売買のベストなタイミングとは?】初心者の内は格言通りに投資してみよう

投資

株式の売買において最も重要かつ難しいのがタイミング。

直近の高値や安値、キリのいい数値といった節目は数多くあれど、初心者の内はどこで買ってどこで売ればいいのか迷ってしまいますよね。

本記事では「株式売買のタイミングを測る為に役立つ格言」について解説していきます。

まだ自分の投資スタイルが確立していない初心者にとって、参考になる格言となっていますので、ぜひご一読ください。

株式売買のタイミングを測る為に役立つ格言

h2用画像

本記事で紹介する格言は下記のとおり。

  • もうはまだなり、まだはもうなり
  • 押し目待ちの押し目なし
  • 二度に買うべし、二度に売るべし
  • 三割高下に向かえ

ひとつずつ深掘りしていきます。

もうはまだなり、まだはもうなり

この格言の意味は「もう底だと思うような時は、まだ下値があるのではないかと考えてみなさい。まだ下値があると思えるような時は、もうこの辺が底かもしれないと考えてみなさい」ということ。

有名な格言なので、あなたも聞いたことがあるかもしれませんね。「相場は生き物」と言われるように、人の思った通りに相場は動かないという意味でもあります。
  • まだ買うのは早いと思って様子を見ている内に上昇相場が始まった
  • まだ上がると確信を持ったが、逆に下落相場に突入してしまった
こういった経験は誰もがするものです。僕も当然、こういった事は何度も経験済み。相場の流れと投資家心理が見事にすれ違っていますよね。

思った通りに動かないという面を逆手にとって「自分が思ったことと反対の売買をする」というのも面白いです。これが結構利益になったりするから、相場というのは難しいですね…。

ポイント:負け続きなら、一度自分の考えとは逆の売買をしてみるのも有り。

押し目待ちの押し目なし

上がり調子の株が一時的に下落する場面を「押し目」と言いますが、押し目を待っているときこそ押し目がやってこないという意味の格言です。

ここまで下がってきたら買おうと決めると、その価格にこだわるあまり結局買えずに置いていかれたという経験はありませんか?僕はあります。

逆に下落相場になった場合、売り損ねた人はある程度戻ったら売ろうと考えます。そこでも決めた価格にこだわると結局売り損ねて塩漬けになってしまいますね。これは「戻り待ちに戻りなし」と言われます。

つまり、自分で決めた売買価格にこだわりすぎるとチャンスを逃してしまうかもしれないということですね。

ポイント:小幅だったとしても「押し目」や「戻り」はチャンスの可能性大。自分が想定した価格ではなくても打診で売買してみると良い。

打診で売買することの重要性は別記事「【中級者の株式投資】相場の流れをつかむ上で有効な格言5選」中の「相場は相場に聞け」を参考にしてみてください。

二度に買うべし、二度に売るべし

こちらの格言は「相場は相場に聞け」と同意。

まずは打診で買ってみて、思った通りの値動きになってきたら本格的に資金を投入した方が良い。長期投資であればナンピンしつつ利益確定のチャンスをじっくり待てばOK。

株式投資において長期投資は圧倒的なメリットがあるので、短期売買しかしないという人は「【初心者の株式投資】個人投資家は長期投資をするべき理由を解説」を読んでおいた方がいいかも。

二度と言っていますが、これはあくまで例であって三度、四度と複数回に分けて資金を投入する方がリスクの分散にもなるのでオススメ。

ポイント:一度に資金を投入するのではなく、複数回に分けるべし。

三割高下に向かえ

この格言は「ある点から三割上がったら売り、三割下がったら買え」という意味。

初心者に多いのが「一度株を買ったらとことん値上がりするまで持ち続ける」というタイプ。結果としては売りのタイミングを逃してしまい、最終的には含み損を抱えるというケースが大半だと思います。

売りのタイミングを逃してしまう原因は「もっと利益を伸ばせる」という欲。投資において感情は邪魔なもので、機械的に淡々とトレードをする投資家が優秀とされています。

機械的にトレードするのが良いということであれば、ある基準点から3割で利益確定し、または3割下落したところで買うというように決めておけば迷う事なくトレードができます。これが「三割高下に向かえ」という格言が表していることですね。

ポイント:売り時を逃すことが多いなら、利益が三割増えた時点で利益確定してみよう。

まとめ

h2用画像

本記事では「株式売買のタイミングを測る為に役立つ格言」について解説しました。

初心者にとって「押し目」や「戻り」を掴むのは難しいかもしれませんが、株式投資においてこのようなタイミングを掴むことは上達への第一歩となります。

勝てていれば問題ありませんが、負けているのであれば自分のトレード方法を見直すべき。今回の格言を参考に、自分のトレードを見直してみることをオススメします。

関連記事【相場の重要な格言】株式投資をする上で知っておくべき必須級の格言6選

関連記事【中級者の株式投資】相場の流れをつかむ上で有効な格言5選